11.12.2011

動物と向こう側の佇まい

アクリル絵具がキャンバスに乗っかってる(だけ)なんです。
いや、だけ、って言うのは失礼ですか?
でも、絵画って基本的にそういうもんじゃないですか本来...。
どんなに遠近法を駆使しても、物理的には顔料を何かに定着させる作業。

ブースナンバーI-222、動物シリーズのアクリル画。
モチーフの動物のデフォルメの具合が、結構好きなんです。
崩しすぎず、リアルでもない「案配」と言うか...。
でも、その向こう側(本当は平面ですから向こう側なんてもちろんないんですけれど)
重ねて削ったタッチの感じが、いやあいいですねえ、大好きです。

じゃ最初はこの一羽。

 わかります?この拙い写真でも伝わって欲しいんですが...。
じゃあこちらはいかがですか?

何だか、絵画なのに、手触りというか触感というか...。
あ、佇まいってこんなときにぴったりな言葉。
そうそう、佇まい。
よく言うんですが、これぞ佇まいの誘因力(こんな言葉あるのかしらん?)

描き上げたのはこの方です。
アオキサクラさん。

本当は、熊。熊良かったんです、ほんとほんと。
是非、彼らに会いに行って下さい。
彼らって、動物じゃないですよ、絵画です。
顔料を定着させた「絵画」
誘因力、じわじわきます。ほんとほんと。
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DF スタッフ 石田





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